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iwaの日記

元会社員のトレード奮闘記

一夜明けて 

昨日の大敗はかなり堪えたが、妙なもので実は少しホッとしたところもある。
前日まさに同じように突っ込まれて、うまく逃げられたことに味をしめ
昨日は板状況や買いの趨勢も違うというのに
「また、ここから大きな買いが入るんじゃ・・・」という期待感からずるずると待つ。
ところがどっこいそんな自分にとって都合のいいことばかり起こらない。
頭を冷やせという、何かの啓示と受け止めねばならない。

そして、日単位の勝ちが続き過ぎていた。
今からちょうど1ヶ月前に、資金が100万円をわずかに切った。
そこから手数料負けの日が一日だけあったが、ずっと勝たせてもらえて
みるみる資金は130万円を超えるまでに増えた。
ちょっと妙な高揚感も生じてきていたところである。
気持ちが前のめりになり過ぎて、取ってやろう勝ってやろうという欲望に
損失を抑えよう、負けないようにしようという
守りの理性が効かなくなった状態であったのかもしれない。
そして今は7月にデイトレを開始した時の資金120万円に戻ったかたちだ。
何か、現実に引き戻されたような感じさえある。

1ヶ月前、コツコツドカンばかりで資金がどんどん減ってゆく窮状を踏まえて
損切りについて自分なりに考えてみた。
自分は基本、逆張りのスキャルピングがメインなので
押し目や急落は買い局面に見えてしまう。
そうすると、急落すればするほど前のめりになってしまうところがある。
ただし、それはそこに自分がエントリーしていなければの話であって
入っていたら当たり前だがみるみる損失が膨らんでいってしまう。
そしてナンピンを重ねて行き、結果、損失を育てていってしまう。
コツコツドカンの完成だ。

そこで、7月から10月当時までのドカン負けについて
もし、仮に1単元10tick逆行したら成売りとした場合の、損失額について試算した。
結果、損失額は約半分になった。
それまでそういった過去の検証といったことをしたことがなく
損切りの有効性についてそこまで考えたことはなったので
自分としてはちょっとした衝撃だった。

机上の空論、たらればの世界ではあるが、不思議とそれ以来
1回も10tick逆行損切りの実行はしたことはなかったものの
そして変わらずのドカン負けもありつつも
日単位の負けはなく昨日まではどうにか勝ってこれた。

もう一度、あの時の気持ちに立ち返りたい。

とうとう生活資金も底が見えてきてしまった。
もういよいよ後はない。
今回、退場すれば今後株とは一生縁がないだろう。
あとの残りの人生を馬車馬のように働くだけだ。
悔いを残さないように、しっかりとやるべきことをやって
結果はどうあれ、最後のトレードを生活を楽しみたいと思う。
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